経営者の性格や人柄、考え方は、それを表立って言ったり書いたりしなくても、お客さんに何となく伝わっていくものだなって、そう感じる出来事が、ここ最近、何度かありました。
ここには素直に正直に思ったことを書くと決めてスタートしたのに、負のエネルギーやネガティブな事柄は書きたくないので、こういった場合は素直に正直には書かなくてもいいと、改めて決めました。
日々、多くの人との触れ合いがあるボクにとって、それは必ずしも前向きなシーンばかりではなく、負のエネルギーを抱え込んでしまった人と接することもあるわけで、そんなことを改めて書くなんて、読んで下さる人に申し訳ないと思ったわけです。
・・・というのも、誰にも告げず黙ってこのサイトをスタートさせ、ボクが所有するブログの一つからリンクを張っただけなのに、すでに多くの人に読んでもらっていることが、先日の飲み会で発覚。その帰り道、何でも書いていいってもんじゃないなって考えに至り、素直に正直に書きはするけれど、書きたいことだけ書くと決めたわけです。
それも、このサイトを見つけたのは一人なのに、メールなんかで伝わったみたいで、その飲み会の出席者10数名が既に知っていたという、口コミの威力を実感したというか、これを使わない手はありません(笑)
翻って今までの自分の経営を考えてみると、こちらの不手際を詫びるシーンで、それを素早く話して対処した場合は、それほど尾を引かなかったことを思い起こし、素直に正直に、もっと言えば、真っ当に経営していれば、先々の心配などさほどないと実感している。
“経営”という名詞に、“素直な“という形容詞は付けないもののような気がしますが、“経営する人”と“お客さんという人”との接点で日常の商取引が行われるのだから、“素直な”と“経営”という言葉の組み合わせは、意外に本質を表現していると思うんです。